更年期の冷えのぼせとは?

更年期には、めまいや吐き気、突然のほてりや汗が止まらなくなるなどの様々な症状に悩まされます。その中でも冷えやのぼせは更年期にあらわれる代表的な症状になります。さらに手足の末端はひどい冷えを感じているのに胸や背中などの上半身や顔はのぼせている「冷えのぼせ」という症状があります。女性の3人に1人は冷えのぼせの症状を感じ、50代の女性の56%、20代の女性においても53%がその症状に悩みを抱えているとのデータが出ています。そのため更年期障害や若年性更年期障害と勘違いしているケースが多くあります。

冷えのぼせは更年期の冷えやのぼせは別物!その違いとは?

前述の通り更年期障害の代表的な症状として冷えやのぼせがあらわれることはとても多くあります。そのため、手足が冷えているのに額に汗を書いていたりのぼせを感じていたりすると「更年期障害では!?」と勘違いしてしまう女性が少なくありません。

 

しかし、その症状は重度の冷え性の症状としてあらわれている「冷えのぼせ」の可能性があります。冷えのぼせと更年期障害の原因は異なるため悩みの改善に効果的に繋がる対策ももちろん変わってきます。冷えのぼせの症状に悩みインターネットなどで更年期障害対策のサプリや漢方を購入して試してみるものの、効果を実感することができずに改善を諦めているケースは実は非常に多くあるのです。

 

それでは、更年期の冷えやのぼせと冷え性の延長線上にある冷えのぼせの違いを見分けるためにはどうしたらいいのでしょうか?

 

答えは、とても簡単で生理不順を併発しているかどうかを見ればいいのです。

 

ホットフラッシュやのぼせを発生させる更年期障害の原因は、卵巣機能の低下による女性ホルモン分泌量の減少が原因となります。つまり更年期障害は卵巣機能障害と必ずセットで起こっているため生理の周期が乱れる頻発月経や稀発月経、生理の継続期間が乱れる過短月経や過長月経、出血量が乱れる過小月経や過多月経などの生理不順の症状が必ずあらわれます。

 

上記の生理不順の症状が冷えのぼせと同時にあらわれている場合は更年期と判断し更年期障害に適したサプリや漢方を選び、生理不順を併発をしていない場合は冷え性に対するアプローチをとるようにしましょう。

冷えのぼせの原因とは?

それでは冷えのぼせが起こる原因はどこにあるのでしょうか?繰り返しになりますが冷えのぼせは重度の冷え性の症状の1つですので冷え性の原因が同時に冷えのぼせの原因になります。

 

冷え症とは、季節や気温に関わらず手足や腰、背中など特定の部位に極度の冷えが生じている状態のこと言います。反対に極端に寒い地域に行ったさいに手足や体に冷たさや寒さを一時的に感じることは冷え性とは言わないことは既に周知の事実だと思います。気温や環境の外的要因に関わらず慢性的に冷えを感じてることが冷え性の定義でその原因は血行不良により全身に血液が回らず体温が低下してしまうことが挙げられます。冷えのぼせの原因も例外なく血行不良が大きく影響しています。手足に特に冷えを感じるのは、人間にとってとても大切な器官があつまる体の中心部の体温を保つ優先度が手足などの末端部位に比べて高いためです。冷えのぼせで頭だけにのぼせてしまうのも生命を維持していくための優先度により頭に優先的に血液が回されるためです。

 

血行不良が起こる原因は、食生活や運動不足などの生活習慣の影響や衣服による物理的な影響などありますが、もっとも注意しなければならないのは自律神経の乱れによる血行不良です。自律神経は、血行だけではなく体温調節まで直接影響を受けてしまうため体の冷えに対して大きな影響を与えてしまいます。

 

自律神経は、ストレスなどの日常生活の影響でも消耗しますが夏場のクーラーなどによる極端な温度差による影響も大きく受けバランスを崩します。自律神経による冷えがあらわれるとやがて体の末端がむくんでいき今度は水分代謝以上タイプの冷えが起こり始めます。 むくみは自律神経の乱れを生じさせる要因になりますので、この負のスパイラルがどんどんと冷え性の症状を重くさせてしまうのです。

冷えのぼせの対策は?

冷えのぼせは冷えを感じる箇所とのぼせを感じる箇所が全身に混在するため時と場合に応じて対策を切り替える必要があります。

体のほてりがひどい場合=濡れタオルなどで以下の箇所の熱を逃がす

  • 手先
  • 足先

体の冷えがひどい場合=電子レンジなどで蒸しタオルを作り以下の箇所を温める

  • 首の後ろ
  • お腹
  • お尻
  • 足首

体の冷えがひどい場合は特に首の後ろを重点的に温めるようにしましょう。首の後ろ側の皮膚の下には非常に大きな血管が通っているため効率よく体を温めることができます。また首を温めることで副交感神経優位の状態を作り出すことができるため自律神経の安定にも繋がります。

冷えのぼせには自律神経を調整できるサプリや漢方がおすすめ

残念ながら濡れタオルや蒸しタオルによるケアは、一時的な処置にすぎないため根本的な冷えのぼせの対策にはなりません。辛い冷えのぼせの悩みを改善するにはやはり自律神経を調整する作用を持つサプリメントや漢方を効果的に使ったり、体や心が最大限にリラックスさせる方法(例えばアロマや岩盤浴、ヨガなど)を見つけましょう。そして、自律神経を崩しやすい夏場の冷房も自宅や自室の冷房など自らコントロールできる範囲はしっかりと温度調整をして自律神経バランスを崩さないように心がけましょう。根気よく継続することで冷えのぼせは改善していきます。